どうも、大学生のnashikuraです。
今回は、、独自の調査をもとに、私立大学の学費が高い学部をランキング形式で紹介しようと思います。
国公立大学は、初年度入学金が約28万円、1年あたりの授業料が約54万円と、例外はありますが、学部学科に関わらず概ねすべての大学がこの金額です。
一方、私立大学は、大学、学部学科によって大きく学費に差があり、いずれも国公立大学よりは高いです。
そこでこの記事では、私立大学の、学部学科別の平均的な学費について紹介していきます。
なお、今回紹介する学費の平均については、主に関東圏・関西圏にある有名私立大学を対象としています。
※ほとんどの大学では、入学金などがあるため初年度の金額が高くなっていますが、今回の記事での1年あたりの学費というのは、初年度の入学金を含めた学費と、2年目以降の学費の合計を、在籍年数で割ったものとします。
(留年や休学といった状況は考慮していません。)
目次
- 1位 医学
- 2位 歯学
- 3位 薬学
- 4位(同率) 医療系(看護、保健、療法系など)
- 4位(同率) 芸術系
- 6位 理系(理工系・農学系)
- 7位 理系(数学・経営工学など)
- 8位(同率) 文理融合系
- 8位(同率) 文系(国際系)
- 10位 文系全般
- まとめ
1位 医学
第1位は、ご想像の通り医学部です。
私大の医学部の学費は、6年間総額で約2000万~4500万円以上と幅広いですが、どちらにしろ非常に高額です。
一年あたりに換算すると330万~750万円で、なんと社会人一人の年収と同じくらいの金額です。
これは国公立大学の6~10倍以上です。
なお、自治医科大学は、卒業後にへき地医療施設に勤務することを条件に、学費が全額免除となる、というような大学もあります。
2位 歯学
第2位の歯学部も医学部同様、非常に学費が高いです。
6年総額で約2000万~3000万円以上で、医学部ともいい勝負です。
1年あたりでは約330万~500万円と、大変高額です。
3位 薬学
第3位も薬学部と、医療系が続きます。
6年総額で約1000万~1500万くらい、一年あたりだと約160万~250万円です。
医・歯学部に比べれば安く見えますが、それでもかなり高額です。
なお、6年制だけでなく、4年制の薬学部も一部あるようです。
4位(同率) 医療系(看護、保健、療法系など)
同率の第4位は、1~3位以外の医療系の学部です。
具体的には、看護、保健、療法、医療技術などといった学部学科です。
4年総額で約400万~800万円と幅広いですが、600万円台がボリュームゾーンです。
1年あたりでは約120~200万円で、医療系以外の理系とそれほど差がないですが、全体的にわずかに上回っている印象でした。
4位(同率) 芸術系
もう一つの同率4位は、芸術系の学部です。
主に音楽系、美術系の大学ですね。
専門の分野によって学費にかなり差がありますが、1年あたりの学費が100~200万円のところがほとんどです。
さらに、美大であれば施設や道具代、音大であればレッスン代や楽器代もついてきたりと、見た目以上に学費がかかることも注意が必要ということです。
6位 理系(理工系・農学系)
続いて第6位は、理工系・農学系などの理系学部です。
どこの大学も、4年総額で概ね600万円台中盤で、1年あたり約140~180万円です。
理工系や農学系は実験や実習が多く、施設料が多くなっているのが学費が高い主な理由です。
なお、教育学部の理系についても、こちらと同じくらいの学費の大学が多いです。
7位 理系(数学・経営工学など)
第7位は、数学科や経営工学などの理系です。
6位の理工・農学系と比較して、年間数万円ほど安い大学がほとんどでした。1年あたりの学費は6位とほぼ同じで、約140~170万円程度です。
数学科や経営工学などの分野が安い理由としては、他の理系分野に比べて実験が少なく、施設料などが少なくなっているからと考えられます。
8位(同率) 文理融合系
同率8位は、文理融合系の学部です。
1年あたりの学費は理系に比べて数10万円安く、100万~140万円程度の大学が多いです。
文理融合の学部として有名なのは、慶応義塾大学の環境情報学部・総合政策学部や、早稲田大学のスポーツ科学部・人間科学部、立命館大学の健康スポーツ学部・食マネジメント学部などがあります。
理系に比べると実験が少ないですが、文系と比べると実習が多かったり実と、ちょうど文系と理系の間を取り持っている感じですね。
8位(同率) 文系(国際系)
続いての同率8位は、国際系の文系学部です。
他の文系学部と比べると年間で数10万円程度高く、100~140万円程度のところが多いです。
例えば、早稲田大学の国際教養学部は、他の文系学部と比較して年間40万円ほど高くなっています。
国際系の学部は、やはり留学などの費用がかかってくることが多いので、そこが高くなっている原因かなと思います。
10位 文系全般
ラストは、ほとんどの文系学部です。
法、経済、商、文、教育(文系)など、大部分の私立文系学部は、年間70万~110万円のところがほとんどです。
国公立が年間50万円ちょっとですので、大学によってはそれほど変わらないという見方もできると思います。
まとめ
今回は、私立大学の学費が高い学部学科ランキングとして、1から10位まで紹介しました。
全体的な傾向をまとめると、
文系<文理融合<理系<芸術系<医療系
という感じでした。
今回調査していた感想としては、私立ではこれだけ学費に差があるのに、国公立だと1年間あたりの学費が、全国どこの大学、学部学科でもほとんど同じであることに改めて驚かされました。
特に理系や芸術系の学部に行きたい人にとって、国公立がいかにコスパが良いかを再認識しました。
また、医学部・歯学部の学費の高さに大変驚かされました。将来的には稼げるとしても、社会人の平均年収並みの学費はさすがに高すぎるのでは、というのが僕の正直な感想です。
※この記事は独自に行った調査の結果であり、あくまでも全体的な傾向を書いたものです。そのため、特定の大学学部の学費の詳細を知りたい際には、その大学のサイトを直接ご覧になることをお勧めします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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