大学生nashikuraのブログ

大学受験、大学情報、大学生の日常、雑記

【衝撃的】日本の理系の人生って、めっちゃ大変だって気づいた【文理選択】【理系】

 どうも、大学生のnashikuraです。

 

 

 

僕は現在国立大学の工学部に在籍しているのですが、ふとした瞬間に、理系ってマジで大変じゃない、っていう感情が湧きました。

特に周囲の文系大学生と比べると、体感は何倍の勉強している気がします。

 

そこでこの記事は、高校→大学受験→大学(院)→就活→社会人まで、文系と比較しながら、一般的な理系の人生を順番に追っていきたいと思います。

特に高校生以下の方に進路選択の参考になると思いますので、ぜひ最後までお読みください!

 

 

この記事では、理系の中でも特に理学・工学系について触れていこうと思います。

そして、僕の主観が含まれている部分も多いですので、そこはご承知おきください。

 

 

目次

 

 

 

 

高校

まず、一般的な高校では高1の段階で文理選択を行い、高2から本格的に文系理系が別のカリキュラムを進んでいくことになることが多いと思います。

そして、大学入試の制度上、ほとんどの理系の人は数学Ⅲまで勉強することになります。一方、文系は入試の範囲が数学Ⅱ・Bまでなので、ここで単純な勉強量の差がつきます。

この影響もあってか、僕の高校では、高3の時は理系は週のすべての授業のコマが埋まっていましたが、文系は週に2~3個の空きコマがある感じでした。

しかし、この段階ではそこまで大きな差ではないでしょう。

 

 

大学受験

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ここからこの記事の本番になってきます。

仮に国公立大学を受験すると仮定します。

 一般的な文系は、

共通テストで、国・英・数ⅠA・数ⅡB・社会×2・理科基礎×2または理科×1

二次試験で、国・英・社会×1

※東大などの一部の難関大は、社会が2つだったり、数学(ⅠAⅡB)もある

という入試科目の構成になります。

 

 一方で一般的な理系は、

共通テストで、国・英・数ⅠA・数ⅡB・社会×1・理科×2

二次試験で、数(ⅠA・ⅡB・Ⅲ)・英・理科×2

※理科は、大学によって1のところもあったり、難関大だと国語もある

となります。

※詳細な科目構成は大学や学部によって異なりますが、中堅から準難関の国公立を想定しています。

 

そしてこれらを見てみると、

理系は文系には無い数学Ⅲがある

文系は二次試験が基本的に社会1つなのに、理系は理科が基本的に2つ

・共通テストは、文系は理科基礎が選択可能なのに、理系が選択できる社会基礎がそもそもない

など、明らかに理系の方が大変な部分があります。

 

そして、ここまでは文系科目と理系科目の難易度の差は考えていない状態でも、これだけの差が付きます。

 

しかし、これは賛否両論あると思いますが、社会1科目と理科1科目の難易度だったら、おそらく理科1科目の方が難しい、という人が多数だと思います。

実際、共通テスト(旧センター試験)の科目別の点数の推移を見ていても、理科1科目の点数の方が社会1科目の点数を下回っていることがほとんどです。

しかも、社会に関しては文系も理系も受けていますが、理科は理系しか受けないのにこの点数ということは、少なくとも共通テストレベルでは理科の方が難しいと言えるのではないでしょうか?

また、僕の実体験ではありますが、

物理は高3のはじめから約9か月間重点的に勉強してセンター試験本番が約6割でしたが、地理は約3か月前から少しずつはじめて本番ではちょうと8割でした。

平均点の差を考慮しても、一般的には理科1科目の方が難しいといえると思います。(社会と比較して安定しにくいと言われてますしね。)

 

何が言いたいかというと、文系と比較して理系は、勉強しなければいかない科目数が多いだけでなく、難易度も高くなる、ということです。

 

しかし、ここはまだ理系の人生の序章に過ぎません。

 

 

大学

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大学生活は文系より理系の方が圧倒的に大変です。

もちろん学部学科にもよると思いますが、やはり一般的な傾向としてはそうです。

 

留年率も高く、真面目に勉強をしていても進級できないことも珍しくないレベルです。

(文系も一部の大学では留年率が高いですが、留学や就職留年など目的を持った留年や、ただただ遊んでいただけという理由が多く、しっかり勉強していたのに留年したという人はほとんど見たことがないです。←一部の地獄と呼ばれている学部学科を除きます)

 

理系が大変な理由としては、

・単純に授業が難しいので、単位を取るのが大変

・必修の授業が多く、ほとんどの授業を自由に選択できない

・実習や実験の時間が多く、そのレポートも大変

などが挙げられます。

 

以下が僕の工学部での実体験ですので、もしよければぜひお読みください↓

www.nashikura.com

一方、僕は文系の大学生活を送っていないので周囲の話からにはなりますが、やはりほぼ全員が”大学は”ラクそうです。

部活やサークルに明け暮れたり、バイトでお金を稼ぎまくったり、旅行で日本中に行ったり、夜の街に頻繁に遊びに行ったりと、大学の授業以外の部分で忙しそうな人が多いです。

 

そして、理系は4年生で研究室に配属されて基本的には週5で大学に行って研究をします。毎日のように必死にデータを搔き集め、何度も何度も失敗を繰り返しながら、卒論を完成させていきます。

一方文系はというと、ゼミ(理系でいえば研究室)が週1回の半日のみ、というところが多いと思います。(←これはマジで羨ましいです………)それまでに単位を取りきっていれば、大学には週1回しか行かなくてよく、後は卒論を書くだけです。

(もちろん卒論も大変だとは思いますが、毎日のように学校に行かなくていいのはラクだと思います)

 

さらに、僕は国立大学在学中なのであまり実感していませんが、私立大では学費も文理で異なります。

多くの私立大学では、理系(理工学系)の学費は文系の少なくとも1.5~2倍はかかります

詳しくはこちらをご覧ください↓

www.nashikura.com

そして、大学院にも行けば、さらに少なくとも+100万円以上はかかます。

 

 

このように、大学生活は、文系と理系のギャップがかなり大きくなる部分でしょう。

 

 

大学院

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上位の大学であればあるほど、理系は大学院(修士課程)に行くのがデフォルトになると思います。

実際、院に行かないと、一人前の理系として認めてもらえないこともある、という話もよく聞きます。

それもあって、それほど行きたいわけではないけど、教授陣や周囲に誘われてしぶしぶ進学する人も多いと聞きます。

そして、学部4年の研究室と同様、週5大学に行って研究を少なくとも2年やっていきます。週5はまだマシな方で、中には週7で通わせるところや、深夜まで居残りさせられるブラック研究室もあるらしいです………

修士論文の審査も、学士論文と比較して各段に厳しいので、しっかり研究をし、成果も出せていないと修了させてもらえないこともあります。

 

そして、これだけ頑張って修了して院卒の称号をもらっても、ほとんどの企業の初任給は学部卒の3年目の社員と同じか、それに少し毛が生えた程度です。

 

さらに博士課程(修士課程のあとの3年)に進学する場合は、もっと大変です。

まず博士論文は修士論文と比べて桁違いに難しく、3年で修了できない人も続出するみたいです。

また、国の支援制度もまだまだしっかりしておらず、経済的に苦労する学生も多いです。

そして一番悲惨なのが、これだけ博士課程で頑張って(本当に血反吐を吐くくらい)きたのに、就職にかなり苦戦する人が多いです。

一般企業は年齢的な部分(浪人留年なしのストレートで修了しても27歳)もあってか、採用にはかなり慎重になります。

また、研究職であれば、大学のポストドクターや公的な研究機関などもありますが、それらの待遇は決して良いと言えず、何年も一般的な大卒の初任給以下で生活せざるを得ない人も少なくないようです。

 

 

就職活動

ここは、理系が少しだけ文系を上回る部分だと考えています。

 

就活は、一般的には理系の方が有利と言われています。

理由としては、

・学校推薦、教授推薦がある

・理系の方が割合が少ない上、専門性が求められる仕事が意外と多い

・倍率が低い(文系職は文理どっちからでも就けるが、理系職は専門を学んだ人ではないと就けないため)

などが挙げられます。

確かに僕の周囲の理系(地方国立レベル)でも、学校推薦で誰もが知る企業に内定をもらった人が何人かいますし、就活を1カ月しかしてないのに大手企業に内定をもらった人もいます。

おそらく文系であれば、同じ企業の文系職志望であれば、就活準備期間も結構必要で、選考の倍率、難易度、回数なんかも全然違うと思います。

つまり、同じ企業であっても、文系の方が理系より採用選考の難易度が高いということです。

ちなみにこちらのサイトによれば、

reashu.com

愛知県に本社を置く大手自動車メーカーT社は、それぞれの採用倍率が

・技術系(理系のみ):約20倍

・事務系(文理問わず):約40倍

です。

 

一方、これは専門分野内で就職をするという点での話で、専門分野外での就職だったり、文系と同様に事務系などを志望する場合は、結構ハードになります。

ただでさえ忙しい授業も合間を縫って、インターンシップや説明会に参加したり、エントリーシートやWEBテストもやらなければなりません。

ただ、大は小を兼ねるというように、文系就職をする理系は意外と多いですし、僕も今現在就活生ですが、文系寄りの職も結構見ている状況です。

実際に選考においても、理系だから○○という力を大学で身に付けて、入社後は○○に貢献できる、ということをしっかりアピールすれば、文系に負けない就活ができると思っています。

 

 

社会人

フィールドの無料写真

就職してからも、文系職と理系職ではかなり状況が異なると思います。

職業によってまちまちだとは思いますが、工学部出身の技術職(メーカーが多い)であれば、勤務地が田舎になる可能性が高いです。(情報系とかは別だと思います)

東京や大阪に本社がある大企業でも、技術職の主戦場となる工場や研究所などは都会から結構離れた場所にあることが多いからです。

文系の総合職は、最初は全国各地の営業所等に配属になる可能性が高いですが、やがて本社や主要な支店がある都会が勤務地になることがデフォルトみたいです。

しかし、理系の場合は、経営陣や技術職を統括する上のポジションに行かなければ、なかなか本社で勤務する機会がないと聞きます。実際、特に大手の電力や建設などの理系出身の社員の割合が高い業界でも、役員は文系出身の人が半分以上を占めている企業が多数です。

 

まあ、これは完全に企業や職種によるので何とも言えませんので、あくまでも一般的な傾向です。

特に若いうちから都会でバリバリ働いて、人脈を作ったり、出会いを増やしたい人にとったら辛い部分はあるでしょう。

 

また、大学(院)までは専門分野の勉強や研究を頑張って、技術職のポジションに就いたからと言っても、初任給も文系とほとんど同じ企業が多いです。(院卒でも、入社3年目の社員と同じ企業が多い)

事務系など主に文系出身が行う仕事と技術系の理系出身が行う仕事は、どっちが上とか、どっちが楽とかはないと思います。

そして、日本の新卒採用は主にポテンシャル採用で、たった数回の面接やWEBテストで学生の本当の能力は測れないので、初任給も同じ設定にするのも仕方ないと思います。

しかし、特に世間で理系離れが叫ばれている現状、理系をもう少し優遇してもよいのではないか、というのが僕の意見です。

(学費も、私立や大学院であれば理系の方がかかっていますしね。)

 

 

そして、すべての過程を通じて、女性比率が圧倒的に低い

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周知の事実だとは思いますが、理系は、高校→大学(院)→就活→社会人のすべてを通じて、女性の比率が圧倒的に低いです。

・高校では、理系クラスが女性約1~3割(共学の場合)

・大学では、工学部のひどいところだと女性はガチで0.5割(5%)もいない

・大学院ではもっと顕著

・社会人になってからも、理系の職場であれば女性はかなり少ない

という感じです。

 

一方、文系(特に大学生)は常に周りに女性がいます。

普段の講義室やゼミ、インターンシップでも、理系よりは圧倒的に女性が多いです。

 

理系は、講義室はいつも男臭い、研究室はもっと男臭い、インターンシップでも女性が一人いるだけで珍しいです。

この環境は”理系の宿命”と言ってもよいとは思いますし、別に僕はこの環境は嫌ではないですが、やはり文系の人のキャンパスライフを遠くから眺めているとなんだか悲しくなってきます………

 

それに、僕は男性なのでまだ大丈夫ですが、男性から見て、女性で周りの同性がほとんどいない環境ってかなり過ごしづらそうな気がします。

僕は結構マジで今までの人生で同世代の女性とまともに話したことないので、本音はどうか分かりかねますが、もし逆に僕が周りに異性しかいなかったら、絶対に過ごしにくいと思います。

 

 

まとめ(特に高校生以下の方へ)

理系は文系に比べて、

・大学受験の段階で既に勉強が大変

・大学では、実験や実習、研究など、もっと大変になる

・私立大学では学費が高い

・大学院進学がデフォルトで、辛い思いをする人も多い(学費もかかる)

・就職してからも、勤務地で苦しみやすい

・すべてにおいて、女性が少ない

といったところでしょうか?

 

高校生以下で、これから理系に進もうと考えている方は、少なくともこの記事に書いてあることは覚悟しておいた方が身のためです。

脅しているわけではありませんが、理系で学問がある程度好きな僕でも、大学3年の時点で辛いと感じる部分は正直結構多いです。

そのため、なんとなく大学で理系に進学するのはやめておいた方が良いです。

もしなんとなく理系を選んで、特に理系の学問に興味がないのであれば、大学受験前の段階なら文転がおすすめです。また、理系の科目で受験できる文系の学部学科や、文理融合の学部がある大学も最近は増えてきましたので、そちらの受験も検討されるとよいでしょう。

 

また今回は、理学・工学部にフォーカスして書きましたが、医学系や農学系などの他の理系学部はまた違った特徴があると思います。

医療系(医学科や歯学科以外)や農学系や数学Ⅲ無しで受験できる大学も意外と多いため、数学のウエイトを減らしたいのであれば、そちらもぜひご検討されるとよいでしょう。

 

この記事が少しでも進路選択や受験の参考になれば幸いです。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

【新潟大学二次】【体験記】数学が難しすぎる新潟大入試を、合格者が得点公開とアドバイスをする【理系】

 どうも、大学生のnashikuraです。

 

 

 受験生の皆様、いつもお勉強お疲れ様です。

 

 共通テストも終わり、国公立大学の出願締め切りも迫ってきました。

 どこの大学に出願しようかまだ迷っていらっしゃる方も多いかと思います。

 

 

 今回は、僕が実際に受験した新潟大学の二次試験の得点を公開し、受験をする上でのアドバイスをしたいと思います。

https://www.niikei.jp/84218/

 

 新潟大学志望、特に理系志望の方には参考になる内容だと思いますので、ぜひ最後までお読みください!

 

 

 

目次

 

 

 

僕の受験情報をざっくり

 僕は2020年(2019年度)に高3で大学受験をし、現在は大学3年生です。

 2020年2月に新潟大学工学部(一般前期日程)を受験し、合格をいただきました。

 

 新潟大学は第一志望ではありませんでした(第一志望は東京都立大学)が、センター試験での出来と科目の比重を考えて、最も自分に有利な配点であり、かつ行きたい学部学科があると知ったため、受験をしました。

 

 併願は立命館大学で、センター利用では不合格でしたが、一般入試では2つの日程で合格をいただきました。

www.nashikura.com

 

 僕が受験したのは3年前と少し古いですが、二次試験に関しては傾向は概ね同じなので、点数や難易度の部分では参考になるかと思います。

 また、2021年、2022年の入試についても書くので、そこも参考になると思います。

 

 

2020年新潟大学工学部(一般前期)の僕の得点

 実際に開示請求をして、いただいた得点表がこちらです↓

 少し見えにくいので下に書きます。

センター試験(圧縮)(現:共通テスト)………552.6/800 (得点率:69%

(リサーチはC寄りのB判定だった気がする)

二次試験

数学………90/300 (得点率:30%) 

物理………133.3/200 (得点率:66.65%

英語………106/200 (得点率:53%

三科目合計………329.3/700 (得点率:47.04% 

 

試験順位………116位/539人 (倍率は約1.5倍で、合格者数はおよそ350人でした。)

 

 以下が2020年度の工学部の前期入試の平均点です。

・センター試験(一次)………545.0/800 (得点率:68.1%) 

・三科目合計(二次)………315.5/800 (得点率:45.1%) 

引用(https://www.niigata-u.ac.jp/wp-content/uploads/2019/07/databook_2020.pdf

 

 センター試験、二次試験とも平均得点率より1~2%高いという結果でした。

 

 

科目ごとの手応え、アドバイス

※化学に関しては受験していないので分からないです、ごめんなさい。

数学

 とりあえず、数学はマジで難しかったです。

 過去問を解いていた感じこの難易度は覚悟していましたが、本当に全く解けませんでしたね。おそらく0完で、全部途中点で稼いでいると思います。

 周りに聞いていても、数学で半分を取れた人は工学部にはほとんどいないですね。僕は3割ジャストでしたが、平均点もおそらく3割台だと予想しています。良くも悪くも差はあまり付かないですね。

 そのため、過去問でも解けなくても焦らないことが重要です。3割の僕でも半分以上の順位で合格しているので、本番で取れるところをしっかり取って落とさないことに尽きると思います。

 

物理

 物理に関しては基本的な問題が多く、点数を稼ぎやすい科目だと思います。問題集を何周もし、本番までに苦手な部分を無くすことが必要です。そして、本番はとにかく変なミスをせず、着実に解いていくことが重要だと思います。

僕はセンター試験での物理が約6割と低かったですが、その後1カ月間は物理:数学:英語をおよそ6:3:1の比率で勉強したことでかなり伸びましたので、最後まで諦めずにやった方がよいです。

 

英語

 そして、英語なんですよ。

 僕は英語が一番得意で、センター試験は9割以上でしたが、二次では5割強と全然取れませんでしたね。数学や物理とは異なり、英語は自由英作文などがあって採点基準が不明瞭なので、正直どこが取れなかったのかは分からないです。

 ただ印象的だったのが、2020年の英語の自由英作文には面白い問題が出たんですよ。

それがこちらです↓

www.youtube.com

 なんと、あの人気Youtybeチャンネルの「はなおでんがん」でも紹介されてました。

 内容はYouTubeに関してで、「Do you think becoming a Youtuber is a good career choice? (一部略)」(100語以内)という問題でした。

 僕は高校生の頃からYoutubeは大好きでしたので、結構すらすら書けた記憶があります。しかし、点数あまり良くなかったので、正直なところどれくらい影響があったのかは分かりかねます。

 しかし、英作文の対策にしておくに越したことはないので、受験をする方はぜひ頑張ってみてください。英作文以外に関しても、長文等もそれほど高難易度の問題は出ない傾向があるので、国公立二次の基本的な対策で十分だと思います。

 

 

2021年、2022年の得点率について

2020年は少し古いので、2021年と2022年の前期試験の平均点を見てみます。

 

2021年

・共通テスト重視型

共通テスト………558.8/800 (得点率:69.9%) 

三科目合計(二次)………261.6/500 (得点率:52.3%)

・個別学力検査重視型

共通テスト………200.6/300 (得点率:66.9%) 

三科目合計(二次)………295.2/500 (得点率:59.0%)

 

2022年

・共通テスト重視型

共通テスト………502.9/800 (得点率:62.9%) 

三科目合計(二次)………272.3/500 (得点率:54.5%)

・個別学力検査重視型

共通テスト………162.8/300 (得点率:54.3%) 

三科目合計(二次)………256.4/500 (得点率:51.3%)

(引用

https://www.niigata-u.ac.jp/wp-content/uploads/2021/06/databook_2022.pdf

https://www.niigata-u.ac.jp/wp-content/uploads/2022/07/databook_2023.pdf

 

 二次試験に関しては20年と比較して、21年、22年の方が得点率が高いです。

 

21年、22年の傾向が続けば、

共テリサーチでB判定以上あれば、二次で平均を少し切っても合格できるので、得点率50%が合格の目安になると思います。

共テリサーチでC判定以下であれば、二次では平均点以上が求められるため、合計得点率60%を目指して頑張ってください特に個別重視型であれば二次の比重が大きいため、D・E判定でも逆転できる可能性が十分にあります

 

 

全体的なアドバイス

試験日程に関して

 二次試験で三科目しか課さない大学としては珍しく、前期日程が2/25と26の2日間あります。おそらく1日目が数学と理科(1科目)、2日目が英語になるかと思います。

そのため、共通テスト同様、1日目の試験後は出来不出来に関わらずさっさと内容を忘れ、2日目に備えることが重要です。

 

試験順位に関して

 新潟大学工学部の一般入試は、工学部一括で試験を行って合格者を出し、上から順に志望の分野やプログラム(学科のようなもの)に配属されるという感じです。

そのため、分野にこだわらないのであれば、上から350人以内に入っていれば倍率に関わらず合格できるので、他の大学よりはセーフティーネットが広いかと思います。

ただ、特定の分野やプログラムに行きたいのであれば、ぜひ上位での合格を目指してください。(ちなみに、工学部内では建築は一番人気らしいです。)

 

大学へのアクセス(電車を使う人)

 工学部は広いキャンパスの端っこにあるため、工学部の受験生は越後線の「新潟大学前駅」ではなく、絶対に隣の「内野駅」で降りてください。大半の受験生が「新潟大学前駅」で降りると思いますが、それに惑わされないでください。

「内野駅」から工学部棟は徒歩約10分ですが、「新潟大学前駅」からだと20分以上は確実にかかるので、めんどくさいことになりかねないです。

以下が最も早いルートです↓

 不安な方は、前日に下見に行くことをおすすめします。僕も県外からの受験生だったので前日に下見をしましたが、結構下見をしている人は多かったので、余裕のある方はぜひしてください。

 

試験会場について

 上でも書きましたが、工学部の試験会場は工学部棟になるかと思います。新潟大学内でも、工学部棟は比較的綺麗な方だと思いますので、そこはご安心ください。

そして、入試本番は、同じ教室内にはほぼ男しかいないと思っておいた方が良いです。共学や女子校出身の人には異様な雰囲気に映るとは思いますが、ぜひ動揺をせずに試験に臨んでほしいです。

 

 あと、受験票は忘れると面倒なことになるので、ぜひ忘れないようにしてください。

僕は実際に忘れました(笑)

www.nashikura.com

 

 

 

まとめ

 いかがでしたでしょうか?

 

 この記事では、新潟大学二次試験の理系数学は、医学部や歯学部で志望でなければ、3割の得点率でも十分合格できる、ということを最も書きたかったです。

 僕が受験生の頃には二次試験に関する情報があまりなく、過去問を解いていても数学が本当にできなかったため、何度も絶望的な気持ちになりました。

しかし、蓋を開けで見れば、数学は30%の得点率で、しかもおそらく0完の解答でも、半分以上の順位で合格していました。

そのため、これを読んでいる受験生は、過去問で数学が全然できなくても、絶対に悲観的な気持ちにならないでください。あなたが苦戦している問題は、多くの人も苦戦しているので、差はあまりつきません。それよりも、取れる問題をいかに落とさずに取るかが合否を分けると考えています。

 

 

 受験生の皆様、応援しています!

 

 

 この記事が少しでも受験の参考になれば幸いです。

 

 最後までお読みいただきありがとうございました!

【2023最新】【実体験】共通テストで失敗した人へのメッセージ 【人生は終わりじゃない】

 どうも、3年前のセンター試験で大失敗をし、第一志望の大学に進学できなかった大学生のnashikuraです。

 

 

 

 受験生の皆さん、共通テストの受験、本当にお疲れ様でした。

 

 上手くいった人もいれば、そうではなかった人もいると思います。

 

 3年前になりますが、かくいう僕も当時のセンター試験で大爆死をし、点数が志望していた大学を受験できず、非常に悔しい思いをしました。

 具体的には、理系なのに数学ⅠAで40点台をとったり、物理化学の2科目の合計が120点に満たなかったりと、一生懸命勉強していたにも関わらず、散々な目に合いました。

 自己採点をして合計点を出した後、一時間くらい頭が真っ白になり、ずっと号泣をしていました。

悲しいの無料写真

 「半年以上の期間をすべて勉強に捧げ、その結果がこれか………」、という現実が受け入れられず、一週間くらいは本当に立ち直れませんでした。

 しかし、センター試験(現:共通テスト)に失敗し、当時は絶望の淵にいた僕でも、第一志望ではないものの大学生活を楽しめています。

 

 前置きが長くなりましたが、今回はそんな僕の経験を基に、共通テストに失敗しても「人生の終わり」ではなく、むしろ「そこからどう頑張っていくか」が重要になる、ということを書きたいと思います。

 

 共通テストで失敗をし、なかなか立ち直れないという受験生には、ぜひ最後まで読んでいただきたいです。

 

 この記事が、少しでも受験生の励みになれば幸いです。

 

 

 

目次

 

 

 

僕の受験の実体験について

 僕のセンター試験での実体験はこちらの記事に詳しく書いてあるので、時間があればぜひご覧ください↓

www.nashikura.com

 

 この記事は、僕が受験生だったちょうど1年後に書いたため、それ以降2年間大学生活を経験しています。

 そして、大学生活を通じて様々な経験をしていく中で、大学受験なんて長い人生のほんの一部でしかない、ということに気が付きました。

 

 

大学受験だけが人生のすべてじゃない

 受験生の高校生や浪人生は、毎日勉強ばかりで、周囲の皆大学合格という目標に向かっているため、非常に視野が狭くなりがちです。

 僕も受験生時代はそうで、高校での勉強はすべて大学受験のためにあるのだと思っていました。約3年弱、毎日学校に行き、家に帰ってからも勉強し、特に受験期は一日10時間近く勉強して、「俺は大学受験で成功するために生きているんだ」、という錯覚にガチで陥りました。

 そのため、失敗したときのダメージが計り知れないほど大きかったです。

 

 しかし、2~3年も経てばそんなこともあったなー、くらいになっています

 実際、大学で様々な経験をしたり就職活動をしていく中で、大学受験で失敗したことが何か影響した、ということは今のところ一度もないです。

 そして、社会人になれば、一部の職を除いて大学名なんて一切関係ない世界なので、さらにその影響は少なくなるでしょう。

 

 大学名なんて、意外と誰も気にしなくなりますからね。

(20歳の高校の同窓会では、誰がどこの大学に行ったかなんて、どうでもよくなってましたね。)

’ 

 失敗してしまった受験生の方は、ぜひこれを心に留めておいてください。

 共テに失敗しても、数年後には本当に忘れているくらいですので、あまり気を重くし過ぎないでください。

 

 

 

とはいえ、最後まで諦めずに頑張ってほしい

レールの無料写真

 共テで取ってしまった点数は、残念ながらもう変えられないです。

 そのため、気持ちをできるだけ早く切り替えて、自分の持ち点の中でどう戦っていくのかがポイントになります。

 

 国公立の場合は、自分の点数が上がりやすい配点比率や、共テの比重が低く二次の比重高い大学など、様々あります。

 そういった部分を共テリサーチを用いて調査し、自分の得意科目・苦手科目と相談して、有利になる戦い方を考えることが重要です。

 

 もちろんE判定でも、少しでも合格できる見込みがあれば、第一志望を変えないというのも全然問題ないと思います。

 

 そして、志望校が決まれば、後はひたすら過去問演習や苦手克服です。

 僕は1月中旬の時点では物理(センターでは6割くらい)にまだ苦手意識があったのですが、国公立二次までの約1カ月物理を最重点的にやったおかげで、二次では物理の点数が数・英・物の中で最も高くなりました。

 

 このように、本当に最後の最後まで伸びますので、共テごときでくじけず、最後まで諦めずに全力で戦ってほしいです。

 

 最後まで戦い抜くことは、結果がどうであれ、一生の糧になります。

 

 

 

大学入学後でも、いくらでも頑張れることはある

 今まで大学受験一本で頑張ってきた人が、大学に入学していきなり頑張ることを見つけることは難しいと思います。

 しかし、大学生活は高校以前と比べて本当に自由で、いくらでも頑張れることがあります。学業・部活・サークル・アルバイト・副業・資格取得・インターン・起業………などなど、本当に何でもできます。

 

 大学受験で失敗したことをバネにし、何か新たなことに挑戦するということもいくらでもできます。そして、その頑張ったことを活かし、就職活動やその後の人生に役立てられます。

 

 

 

まとめ

 いかがでしたでしょうか?

 

 共通テストは受験生の誰もが通る試験で、失敗をしてしまった人は本当に悔しいことだと思います。しかし、失敗してしまったという現実を早めに受け入れることで、私立や国公立二次の試験の勉強に切り替えられます。

 

 また、大学受験に失敗したからって、人生は終わりません

 繰り返しになりますが、数年もすれば誰も大学名なんて気にしなくなりますし、よく言われますが、どの大学に行ったかより、大学で何を学び、経験したかの方が重要になります。

 

 共通テストで失敗をしてしまった人は、あまり気を重くしすぎずに、ぜひポジティブ思考で次に向かって頑張ってほしいです。

勝つの無料写真

 

 心の底から応援しています!!

 

 

 最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

 他にも大学受験・情報に関する記事を書いていますので、お時間があればぜひお読みください↓

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【コロナ】【マスク】2023年こそ、日本でマスクを外せる日が着てほしい

 どうも、大学生のnashikuraです。

 遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

 2023年も、よろしくお願いします。

 

 

 

 世界で最初の新型コロナの感染爆発が起きてから早3年が経とうとしています。

 

 そして、世界のほとんどの国ではwithコロナの政策が取られ、マスクを着用していない人が大多数という国も多くなっています。

 一方、日本では未だに大多数の人がマスクを着用しており、このまま行けば永遠にマスクを外せる日が来ないのではないかと、個人的には心配しています。

マスクの無料写真

 

 そこで今回は、日本でマスクをなかなか外せない理由と、マスクを外す権利はあるべきだ、ということについて、僕の実体験や考えを書いて行こうとと思います。

 

 

目次

 

 

 

日本のマスク文化は世界から見ても異常

 まず、もうご存じの方も多いとは思いますが、世界と比較して日本では異常なほど多くの人がマスクを着用しています

 アメリカでのメジャーリーグ中継や、カタールでのサッカーワールドカップを観ても分かると思いますが、選手やスタッフ・観客など、ほとんどの人がマスクを着用していない状態でした。海外のニュースを観ても、リポーターや街の人もほとんどがマスクを着用おらず、日本がいかにマスク文化なのかを毎回思い知らされます。

 自分の父親も仕事の関係で海外に行くことがあるのですが、日本の航空会社の飛行機を一歩降りた瞬間からマスクしている人を一人も見かけなかったと言っていました。

 

 マスクによってコロナの感染者数が抑えられているのであれば、これは良い文化なのかもしれませんが、感染者数が世界一を記録した時期もあり、なんとも言えない状態になっていると考えてます。

 

 

国の機関ですら、国の指針に従わない

 厚生労働省をはじめ、政府は感染対策やマスク着用に関するガイドラインを定めています。

 

 

 

 

 しかし、これはあってないようなものだと実感しています。

 

 例えば、下の画像で「屋内で距離が確保でき、会話をほとんど行わない図書館等での読書」は、「マスクの必要がない」と書いてあります。しかし、僕の通っている国立大学の図書館では、館内でマスクをしていないで勉強しているといちいち注意してくる職員が何人もいますし、数時間に一回は「館内では”必ず”マスクを着用してください」という放送が大音量で流れます。(←マジでうるさいです)

 このように、国が運営している国立大学ですら、国の指針を守れていない(把握すらしていないかもしれない)のが現状です。

 

 こうした状態の中で、民間の事業者や国民一人ひとりが政府のガイドラインに従う日が来るとは考えにくいです。

 そして、屋外や炎天下でも半永続的に「マスクをつけろ」と言い続ける人がでてきてしまい、外したい人でもなかなか外せない状況になるおそれが今後何年も続く可能性もあります。

 

 

そもそも、感染対策でおかしい部分が多い

 以下には、僕がおかしいと考えている感染対策の状況について書きます。

 

➀運動施設(体育館、プールなど)

入場時にはマスクをしていないと入れない(ほとんど義務)が、一度体育館やプールに出れば誰もマスクをしないでしゃべっている。

入場時のマスクは全く意味がない

 

②飲食店、スーパー

テーブルやレジにパーテーションやシールドがあるが、それがあることによって相手の会話が聴き取りにくく、マスクを外したり、声が大きくなって飛沫が多くなる。

シールドやパーテーションは意味ないし、むしろ逆効果

 

③テレビ番組

会話をしている出演者は全員マスクをしておらず、一方会話をほとんどしないスタッフは全員マスクをしている。

しっかりと感染対策をやるなら、普通逆じゃない??

 

④図書館(先ほどと同様)

周囲の距離が確保できており、一言の話さずに勉強・読書しているのに、マスクをしていないと職員がわざわざ近づいてきて、マスクをしろと言ってくる

いやいや、お前らが近づいてくる方が感染拡大につながるだろ

 

 

 僕が今パッと思い付いたものを書きましたが、こんなの小学生でも分かりますよね(笑)

 

 これを見ていると、感染対策をしっかりやりたいというよりは、ただ単に周りからどう見られているかを気にしているだけなんですよね。

 

 例えば、”入場時”のマスク着用の必要がない運動施設でクラスターが起きれば、「ちゃんと対策しろよ」と多方面から言われます。一方、実態として”入場時”だけマスクの着用を求めていてる施設でクラスターが起きても、「まあしょうがないよね、対策してたし」となります。

 前者と後者の感染対策の具合は全くと言っていいほど同じなのに、周囲からの反応が180度変わります。

 こういったことを恐れて、「見た目だけ」の感染対策を行っている事業者が多く、コロナの拡大を防ぐという根本的な部分が破綻していると僕は考えています。

 

 マスクに関しても同様に、効果うんぬんより、結局周りの目があるから着用している人が大多数だと実感しています。

 おそらくほとんどは、周りが全員マスクをしていなければ、自分のしない、という人が多いはずです。

 

 

 

日本政府には頑張ってもらいたい

国会議事堂正面の写真

 2020年はまだしも、21年、22年とその後2年間もマスク生活が続き、多くの人がうんざりしているはずです。

 政府には、意味のある感染対策を行い、それを各機関、民間事業者、国民にしっかりと周知してもらいたいです。

 

 2022年には、将棋の棋士がマスクを一時的に外していただけで反則負けになったこともありました。僕のバイト先のジムでは、ハードなダンスレッスンを行っている小学生が全員マスクをしており、非常に苦しそうでした。(僕だったらたぶん倒れています、、)学校の体育の授業でも、なかなかマスクを外せる雰囲気がないとよく聞きます。

 こういったことは、コロナ対策というより、間違いなくただの理不尽な対応です。

 

 政府はただガイドラインを作って各々の対応の任せるのではなく、各々に直接適切な感染対策の指針を示し、そして周知、指導をしてもらいたいです。

 

 

 

付けたい人は付ける権利、外したい人には外す権利

 2023年には、「マスクを外す権利」が日本でできてほしいです。

 2023年はじめまでは「マスク着用の義務」というものは法律上はないですが、実態としては多くの場面(入店時、飛行機内、学校など)で着用がほぼ義務化されているのが現状です。また、現在僕は就職活動をしているのですが、インターンシップや説明会に参加するときは「必ずマスクを着用」と指示が絶対にあります。おそらく、社会人の皆さんもマスクはほぼ義務化されているのだと思っています。

 

 このように、今の日本ではどこへ行くにもマスクを持ち歩く必要があり、屋外で外していても屋内に入るときにはいちいち付ける必要があります。非常に不便な世の中になってしましました。

 

 

 2020年はまだ分からないことが多く、マスクが義務だったのも当然だったと思っています。しかし、そこから丸2年以上、日本ではずっと同じ状況が続いています。

 海外では、この2年の間にマスクに関する義務が続々と撤廃されており、2022年の終わりにはマスクをしている人の方が珍しい国が多数です。

 なのに、そもそも日本はマスクに関する法律がないにも関わらず、ほとんど強制的に着用せざるを得ない場面が非常に多いままです。かといって、海外と比較して感染者数が各段に少ない、といった側面は特に見られず、効果もよく分からない状態です。それなのに、………

 なんかもう、キリがない感じですね。。。

 

 

 コロナ禍4年目に突入する2023年、今までには無かった「マスクを外す権利」、これができることを期待しています。

 

 

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

【理系】【つらい】大学で工学部に入りたいなら覚悟するべきこと5選 【実体験】

 どうも、大学生のnashikuraです。

 

 

 今回は、国立大学の工学部3年生の僕が工学部に入りたいなら覚悟するべきことについて書いていこうと思います。

マクロの無料写真

 

 工学部を志望する受験生の参考になりようなことを書きますので、ぜひ最後までお読みください!

(※僕はまだ3年生で研究室での生活をしていないため、3年生までの体験から書くことはご承知おきください。)

 

 

 

目次

 

 

 

工学部に入りたいなら覚悟するべきこと

➀キラキラしたキャンパスライフは待っていない

 まず、ドラマや映画であるような、世間一般でよくイメージされる大学生活には、一切期待しない方がよいです。

 大講義室の一番後ろの席で、男女複数人のグループがおしゃべりしながらテキトーに講義を受ける、なんてことはありえない世界です。以下で詳しく書きますが、そもそもテキトーの講義を受けていればほぼ確実に単位は落としますし、女子は全体の1割もいるか分かりません。

 現実は、男子校のようなキャンパスで、落単や留年の恐怖と戦いながら必死に講義を受ける、というものが多いです。

 

②周りは男だらけ

 これは男子校出身者ならある程度想像できると思いますが、ガチで周りは男しかいません

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 大学の図書館に行くと、いつも「この大学ってこんなに女子いたっけ!?」ってなります。

 

 僕の所属する学科は女子が約1.5~2割ほどいますが、それですら多いくらいです。

 特に物理工学系、機械系、電気電子系は悲惨で、100人中女子が5人以下なんていう学科もざらにあります

 これは、理学部や農学部、医学部等ほかの理系学部と比較しても極端に低いです。

(詳しくはこちらをご覧ください↓)

www.nashikura.com

 

 そのため、男子は工学部内での出会いは全く期待できません

 もちろん行動力次第では学科外でもいくらでも恋愛はできますが、こういった点の覚悟は必要です。

 

 

③工学部棟は隔離されがち

 これは地理的な問題です。

 基本的に工学部棟は実験施設や設備が多く、広い敷地面積が必要なため、他の学部の棟と隔離されがちです。

 僕の大学の場合は広大なキャンパスの一番端っこに工学部棟があり、教養科目を受ける棟の最寄り駅と一つ違うくらいです。

 そのため、図書館や売店、就職支援課等の大学の中心施設まで行くのにも一苦労です。

 

 しかし、僕の大学の場合はまだ他学部と同じキャンパスにあるだけマシで、工学部だけがそもそも別のキャンパスにある大学もあります

 例えば、東北大学や信州大学、群馬大学、茨城大学など、教養科目を学ぶ1年次と専門科目を中心に学ぶ2年次以降で、過ごすキャンパスが異なる大学も珍しくないです。

 特に信州大学や茨城大学等はメインキャンパスと工学部のキャンパスが結構離れており、引っ越しが伴うという面倒な点もあります

 

 

④授業数、課題が多い 

 これは理系全体にいえることかもしれないですが、授業数が多く、特に課題や試験勉強が大変です。

本の無料写真

 僕は大学入学前は、大学は授業が自由に取れるし、朝も早くないからめっちゃラクだよ、と親に結構言われていました。(両親はともに文系出身)

 しかし、いざ入ってみると、専門科目の8~9割くらいは必修(取らないと問答無用で卒業できない科目)で、一限(8:30~)の授業も結構ありました。

 1年から3年前期までは必修科目が多すぎて、自由選択の授業なんて取る余裕がありませんでしたね。3年後期からようやく余裕ができて、選択の授業も取れるようになりました。

 また、僕はオンライン授業が中心の世代だったため、課題が非常に多く、1、2年次はかなり苦労したのを覚えています。

 3年以降は対面が増えて課題が減った分試験を行っているため、その試験勉強というものかなりきつかったです。イメージとしては、高校の物理を難しくした定期試験が何個もあるような感じです。

 サークルの経済学部の友達は、そもそも必修が少ない上に課題はほとんどなく、テストも一夜漬けでも全然いけると言っており、これほど文系を羨ましいと思ったことはなかったですね。

(工学部の科目を一夜漬けは天才でない限りほぼ不可能です。)

 

 

⑤実験・実習が辛い

 課題や授業が多いことに加え、工学部ではどの学科でも実験や実習が必ずあります。(しかも、一度でも欠席すると単位を落とす可能性が高いです。)

 この実験・実習は、時間通りに終わる講義とは異なり、結果が出せないと終わるまで帰れません。

 僕は時間割表には3限~4限(13時~16時過ぎ)と書かれている実験が、19時過ぎまで終わらなかったことが何度かありました。(他の班は21時に終わったところもあった)

 また、実習も期間内に終わりそうになかったため、昼休みや空きコマ等にも行ったことも何度もありました。

 

 そして最も厄介なことが、こういった実験や実習には必ずといっていいほどレポートが課されることです。

 実験後にA410枚ほどの実験レポートを一週間以内に毎回提出する必要があり、週2回のペースで実験があったときには本当にヒーヒー言ってました。

 

 当然僕は入学時にはこんなことがあるなんて思っていなかったので、ここが一番大きなギャップだったと考えています。

 

(実験や実習に関しては、詳しくは以下の記事に書いていますので、ぜひお読みください↓)

www.nashikura.com

 

 

まとめ

 いかがでしたでしょうか?

 この記事では、工学部に入りたいなら覚悟するべきこととして、以下の5つを紹介しました。

➀キラキラしたキャンパスライフは待っていない

②周りは男だらけ

③工学部棟は隔離されがち

④授業数、課題が多い

⑤実験・実習が辛い

 

 僕は、興味のある分野を学び、男ばかりの環境でも耐え抜くというある程度の意思を持って工学部に進学しましたが、それでも辛い点はあります。

 高専病(…女子と関わる機会がなく、周囲の女性が全員美人に見えるようになる病気、ネタです)にもかかっていますし、試験勉強や実験レポートでも何度も泣きそうになりました。

 

 それでも一番悲惨なのが、別に工学の学問に興味がある訳でなく、男ばかりの環境も無理というような人です。そういった人は、課題や試験だけでなく、環境にも耐えられなくなり、ドロップアウトする可能性が高いです。

 さらに4年間頑張ったとしても、学問に興味がない人は専門分野への就職をしない傾向が高いため、後述する就職の良さに関してもメリットがほとんどないです。

 

 何が言いたいかというと、絶対に無理をして工学部には進学しない方が良い、ということです。

 大学には沢山学部がありますし、工学部に隣接する分野としても理学部や農学部があります。工学に対する強い意志がないのであれば、そういった学部でもぜひ検討していただきたいです。

 

 

 ここまではさんざん否定的なことばかりを書きましたが、もちろん工学部には良いところもあります。

 具体的には、

・就職に強い(特に大学院に行けば、教授推薦などで有名企業に行けることもある←しかし、専門分野内のみ)

・友達ができやすい(班やグループで実験を行うことが多い、男子が多いので気軽に話せることが多く、女子も数少ない女子同士で固まるため)

などという良い点もあります。

(詳しくは、また別の記事で書きたいと思います)

 

 

 工学部への進学を検討している人は、ぜひこのような良い点や悪い点を総合的に考慮して、充実した大学生活を送れるような進路選択をしていただきたいです。

 

 この記事が進路選択に少しでも参考になれば幸いです。

 

 

 最後までお読みいただきありがとうございました!

【雪国は大変】関東民が3年間雪国に住んでみて分かったこと6選

 どうも、大学生のnashikuraです。

 

 

 今回は、雪のほとんど降らない神奈川県で生まれ育った僕が、大学進学を機に雪国に3年間住んでみてわかったことについて書いていこうと思います。

道の無料写真

 

 神奈川県をはじめとした関東地方の太平洋側は、西高東低の冬型の気圧配置で冬はほぼ毎日晴れていますが、今住んでいる日本海側は本当に真逆の天気です。

 

 また、僕は神奈川県の南部出身で、稀に東京都心に雪がうっすら積もっている時でもみぞれが降る程度で、1年に一回雪が見れるか見れないかというレベルの場所でした。

 そのため、高校生くらいまでは雪が降りそうだとワクワクすることがほとんどでした。

 しかし、いざ雪国に住んでみると、その気持ちが180度変わりましたね。

 

 雪は本当に迷惑で大変でしかない、というのが僕の現在の気持ちです。

 

 そういった気持ちの変化についても触れたいと思います。

 

 

目次

 

 

 

雪国に3年間住んでみてわかったこと

➀雪が積もると、まともに歩けない

 まず、当たり前ですが、雪が積もると足元が悪くなります。

 気温が0度以上のときは積雪がシャーベット状になって、常に水たまりの上を歩いているようですし、気温が氷点下になれば凍結し、スケート場の上を歩いているみたいです。

 当然、歩くスピードは下がりますし、外に行くだけでも一苦労です。

 

 

②外でスポーツができない

 歩くだけでも一苦労なのに、外でスポーツ(ウィンタースポーツ以外)なんで絶対にできませんね。

 僕は地元にいたときには、冬はよくランニングをしていましたが、路面が滑って外でランニングなんて絶対にできないです。

 箱根駅伝ができる神奈川って、本当に恵まれた気候なんだとしみじみ感じました。

 

 また、僕はサークルでソフトボールをやっているのですが、当然12~3月はグラウンドが使えないため、長めのオフ期間があります。関東では冬でも外でキャッチボールができたり、寒いですが普通に野球の試合もできていたので、そこが大きなギャップですね。

 

 

③交通機関は必ず乱れる

 多少の雪では問題ないですが、一冬に何回かは絶対に大雪が降ります。

 そのときには、道路は除雪が間に合わずに渋滞が発生し、ひどいときには立往生や事故が発生することも珍しくないですので、バスでの移動は難しくなります。

 また、電車も一定以上の雪が降る、または降ると見込まれるときには運休するため、僕のような車を持たない人にとっては、移動がままならないです。

 

 

④車を持っている人でも大変

「吹雪いた雪で凍り付いた標識」の写真

 車を持っていたとしても、駐車場から出すだけでも車上や周囲の道の雪かきをする必要があり、いざ道路に出てもスリップやスタックが発生してまともに道が走れないこともあります。標識や信号機を認識するのも大変です。

 タイヤも毎年夏タイヤから冬タイヤに交換する必要があり、場合によってはチェーンをつけることもあります。費用も余計にかかりますし、冬タイヤでもスリップするリスクは常にあります。

 運転にも通常以上に危険が伴い、ドライバーたちは体力や神経をすり減らしていると思います。

 

 

⑤天気が常に悪い

 日本海側にいえることですが、冬は常に天気が安定してよくないです。

 12~2月は月に一回晴れれば良い方ですし、今では雪や雨が降っていない曇りでも「いい天気」と感じるくらいです。(←これはマジです)

 関東では毎日のように冬晴れですので、ここのギャップはものすごく大きかったですね。

 関東に住んでいた頃にも何度か親の帰省や旅行などで日本海側の雪国に行ったことはありましたが、長くても一週間程度で、本当にあのようなどんよりした天気が3カ月以上続くなんて想像できませんでしたね。

(冬に雷がなるなんて夢にも思っていませんでした………)

 

 

⑥雪国に住む人を尊敬するようになった

 雪国に住む前までは、「○○県の予想積雪量〇〇m、厳重に警戒」というニュースを観て、他人事として特に何とも思いませんでした。

 しかしいざ住んでみると、これが本当に辛いんですよね。

 雪かきをしても数時間後にはまた積もっていますし、③、④ように移動もまともにできないです。先日の新潟の豪雪のように、物流が滞ることもあります。

 ただ、それでも雪国の人たちは大変だ言いながらも、毎年のようにこの環境に耐えて乗り越えています。

 僕なんてが冬の間は常に関東に帰りたいと思っている中、彼らが雪や悪い天気の耐えて除雪などを行っている姿を見ると、何か心に響くものがあります

 

 雪国の大学に在籍していることもあり、同期も半分以上が雪国出身ですが、彼らはもうこれが当たり前だ、と言って特に気にしていませんでした。

 秋田出身の同期は、冬は常に雲りか雪の天気が当たり前で、むしろ冬に毎日晴れている関東の方が信じられない、と言ってました。

 確かに20年近く住んでいれば慣れるかもしれませんが、それでも雪国の人はやっぱりすごいと思います。

 いつも本当にお疲れ様です。

 

 

まとめ

 いかがでしたでしょうか。

 僕と同様に雪国じゃないところで生まれ育って、そこから雪国に引っ越したという方はおそらく共感できたのではないでしょうか?

 

 僕は父親が雪国出身で、帰省も子供の頃から何度もしていたので、最初は雪国でも大したことないだろう、と舐めていました。

 しかし、たった一週間行くのと住むのは全く異なるもので、住むと様々な部分で苦労が実感できました。

 正直、雪はもうしばらくは見たくないです。

(関東に住んでいた子供の頃はあんなに楽しみにしていたのに………) 

 

 一方、雪国は大変な部分は多いですが、それでもとても良い経験になっていると感じる部分もあります。

 僕は大学で土木工学を専攻しているのですが、構造物の設計や都市計画を考えるとき、雪国ならではの視点を学ぶことができています。

 これは、おそらく雪国でないところではなかなか想像しにくかった視点なので、雪国に住んでいるからこそ理解しやすく、将来的にも役立つ可能性が高いと考えています。

 

 

 雪国に住んでいる皆さん、今期の冬も色々荒れるかもしれませんが、一緒の乗り越えていきましょう!

 

 

 最後までお読みいただきありがとうございました!

  

 

【後悔はない】成人式に参加しない、という選択【実体験】【大学生】

 どうも、大学生のnashikuraです。

 

 

 最近かなり肌寒くなってきており、2022年の終わりも近づいてきましたね。

 

 そこで今回は、去年度に新成人で成人式に参加しなかった僕が、成人式に行かなくても大丈夫なのか、ということについて書いて行こうと思います。

 

 成人式に行こうか迷っている新成人の方の参考になれば幸いです。

着物の無料写真

 

 

目次

 

 

なぜ僕が成人式に参加しなかったのか

 まずはじめに、なぜ僕が成人式に参加しなかったのかについて書きます。

 理由は、

➀出身の小中学校に仲の良い友達がいなかった

②誰からも「一緒に行こう」誘われなかった

というものが大きいです。

 

 僕は現在出身とは異なる都道府県に住んでいますが、成人式の日には実家に帰省していましたし、なんなら前日に高校の同窓会に参加したので、スケジュール的には全然参加可能でした。

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 しかし、それでも参加しなかったのは、上の2つの理由があります。

 

 成人式というのは、基本的に中学の同窓会と同じ位置づけで行われることが多く、式でも同じ中学の同級生とともに行動する人が大多数です。

 しかし、僕には出身の中学校に仲の良い友達がおらず、前日になっても誰からも「一緒に行こう」誘われず、自分からも誘う人はいませんでした。

 

 高校は市外に進学し、同じ市出身に人は学年に10人もいませんでしたので、高校の友達もほとんどが別に自治体出身でした。

 ただ、成人式前日の高校の同窓会で同じ市出身の仲の良い友達がおり、彼に一緒に行かないかと誘いましたが、既に中学の同級生と行動する予定があるらしく、ダメでしたね。

 映画館や歌手のライブ、離島は一人でも全然行ける僕ですが、さすがに成人式には一人で行っても面白くないと判断し、行きませんでした。

 

 

成人式に参加しなかった後悔はあるか

 これは正直に言って、全く無いですね。

 というのも、仲の良い人と一緒に行ったら面白そうではありますが、なんせ僕にはその選択肢がなかったのですからね。

 また、大学1年の頃に大学がある自治体の成人式でバイトをした経験があり、成人式の雰囲気もだいたい分かっていたので、それに関しても後悔はないです。

 

 ただ、周囲の人が成人式の友達との楽しそうな思い出を話しているのを見ると、仮に行ったとしてもそれが体験できなかったというのは、少し残念な気持ちになりましたね。

 

 

成人式に参加するか迷っている人へのアドバイス

 成人式は、すべての新成人が参加しなければいけないと思っている人は多く、実際に僕もかつてはそう思っていました。

 前日の高校の同窓会で聞いた感じ、ほとんどの人は参加予定と答えていましたし。

 

 しかし、意外にも参加率は男女合わせて約7~8割と低く、例年はおよそ20~30%の人は参加しないことが分かっています。

 また、コロナ禍においてはさらに参加率が低下していることも推測できます。

 実際に、僕みたいに仲の良い友達がいなかった人だけでなく、転勤族だった人、帰国子女、転校等を経験した人も多く、さらには現在の仕事の都合、浪人中や留学中等、様々な理由があって参加しない人も結構多いです。

 

 そのため、参加したくないのであれば、無理に参加する必要はないです。

 親や親戚など、周りには行けと言われるかもしれませんが、それでも自分が参加したくないのであれば、行く必要はありません。

 

 成人式に行かなかったからといって、今後の人生に何か重大な影響があるわけでもないですし、特に困ることもないです。

(僕の大学の同期は、成人式での再会がきっかけで彼女ができたと言ってましたが(笑))

 

 参加してもしなくても、ぜひ後悔が無い方の選択をしてほしいと思います。

 

 

 

 最後までお読みいただきありがとうございました!